繊細に見えますが
秋の季語にも使われる代表的な秋の花「コスモス」。
原産地はメキシコで、明治時代に日本に持ち込まれたと言われる外来品種ですが、今ではすっかり定着し、日本の風景に自然にとけこんでいます。
「コスモス(cosmos)」は、ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」という意味の「Kosmos」に由来しています。
このことから、星がきれいにそろう宇宙のことを、cosmosと呼び、また、花びらが整然と並ぶこの花もcosmosと呼ぶようになったそうです。
コスモスの葉は線のように細く、繊細に見えますが、台風などで倒されてしまっても茎の途中から根を出し、また立ち上がって花をつけるほど強い植物です。
日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育するため、景観植物としての利用も多くなっています。
この時季、全国各地でコスモスの名所が見頃を迎えています。
皆さんも、秋風にそよぐコスモスを見に行ってはいかがでしょうか。
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